環境問題はなぜウソがまかり通るのか (武田 邦彦) ★★★ [読書]
武田先生の講演を聞く機会があったので、その場で購入しました。サインもしてもらいましたよ。
武田先生の主張は「リサイクル幻想」とか新聞とかで読んでいたし、この本で書かれていることも、いちおう科学技術社会論学会にも所属している身だから、知っていますけどね。こうしてまとめて読んでみると、あらためて政府とマスコミに怒りを覚えるよね。
第1章 資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル
第2章 ダイオキシンはいかにして猛毒に仕立て上げられたか
第3章 地球温暖化で頻発する故意の誤報
第4章 チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか
第5章 環境問題を弄ぶ人たち
リサイクルをすればするほど環境を悪くする、ダイオキシンは気にしなくていい、北極や南極の氷が溶けても海面は上昇しない、などはもうそろそろ、社会の常識になってもらいたいと思います。地球温暖化だって、それ自体が悪いのではなく、”急激な変化”が問題なのだろうし(地球のサイクルでいえば、いま地球は昔より寒い)。
知らなかったことは、塩ビの排斥運動が始まってから、火災による死者が増えたということでした。50年前に比べて死者が4倍に増えているとのこと。燃えにくい塩ビを使えなくなったことばかりではないのかもしれませんが、塩ビは無害といわれているのにね。一度広まった噂はそれがウソだとわかってもダメなんだね。魚の焦げを食べるとガンになるというのもデマだったけど、まだ信じている人いるしね。
武田先生も講演の中で言っていたけど、いま一番困っている身近な話題は、スーパーのレジ袋のことだよな。うちの母も言ってたよ。「ゴミ袋を買わなければならなくなる」って。いままでレジ袋をもらって、それをゴミ袋にして出していたのに、今度は買物カゴを用意したうえで、ゴミ袋まで買わなければならない。それにレジ袋って、石油の余った部分で作っているんでしょ。スーパーは有料化できたほうが楽だろうけど、他のみんなは何を考えているんだろうね。
まぁ、日ごろから環境問題おかしいなと思う人は読んでください。スッキリします。
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